EXPERIENCE
TO DRILL
「地震体験」から「防災訓練」へ。
リアリティを拡張して体験を訓練へと昇華させる、「起振機 × 大型透過スクリーン × プロジェクション」の複合演出。
空間的な映像で、防災訓練にリアリティを
東京都 墨田区にある防災学習施設『本所防災館』の地震体験コーナーで、「起振機 × 大型透過スクリーン × プロジェクション」での演出を行いました。
いま求められる 新たな地震体験の姿として、「揺れ体験」に「日常的な風景」を交えることで、体験を通じた実践的な防災意識・防災行動力の向上を図りました。
起振機のある体験室、それを客観的に見ることができる学習室、という2部屋から構成され、来場者が体験的にも視覚的にも学習することができるコンテンツとなっています。
日常シーンが一瞬で一変
日常的な風景を映し出す起振機の奥にある壁面スクリーンでは、物理シミュレーションを用いた3DCGでリアルな地震の風景が映し出され、起振機での体験性を大きく拡張しました。
体験者にオーバーレイするテキスト
学習室と体験室の間の大型透過スクリーンには、学習すべき内容が投影されます。
体験室で大きく揺れる人々と重ね合わせながらリアルタイムに学習情報を見ることで、学習効果の向上を図っています。
3DCGを使った 視認性テスト
メインコンテンツは、「東日本大震災」「阪神淡路大震災」「東京湾北部地震(想定)」「関東大震災 」「熊本地震」という5つの象徴的な地震にもとづいた防災訓練です。
その他、過去の地震の揺れを再現を体験できるコンテンツや、震度階ごとの揺れを体験できるコンテンツなどもあり、体験を通じてさまざまな切り口から防災意識・防災行動力の向上を促します。
体験者にオーバーレイするテキスト
透過スクリーンを採用するにあたり、演出性と視認性を検討するために、投映サイズや照度などを再現し、事前にテストしました。
合わせて、透過スクリーンに映し出される文字情報が、壁面スクリーンと重なって視認性が落ちないよう、3DCG内で視点をシミュレーションしながら制作をおこないました。
事業主
事業主
事業主
事業主
事業主
東京消防庁
東京消防庁
東京消防庁
東京消防庁
東京消防庁
クライアントから一言
揺れの強さや揺れ方を学ぶだけでなく、いざという時に「どのように行動すべきか」を学ぶための強い動機づけに、プロジェクションマッピングによる臨場感の向上が一助を担うものに仕上がったと思います。
国外からの来場者もふくめ、一人でも多くの方の学習の助けになれば幸いです。
クライアントから一言
揺れの強さや揺れ方を学ぶだけでなく、いざという時に「どのように行動すべきか」を学ぶための強い動機づけに、プロジェクションマッピングによる臨場感の向上が一助を担うものに仕上がったと思います。
国外からの来場者もふくめ、一人でも多くの方の学習の助けになれば幸いです。