飛び出すような臨場感溢れる立体映像演出

WILD BUNCH FEST. 2022

2022

音楽ライブ

WILD
BUNCH
FEST. 2022

WILD BUNCH FEST. 2022 に来場した全ての皆様へ「ありがとう」そして「また再び」の気持ちを込めた映像演出

来場者を見送る巨大スクリーンでの飛び出す映像演出

山口県にある『山口きらら博記念公園』にて開催されたWILD BUNCH FEST. 2022において、ライブ終了後に退場ルートの特設スクリーンにて、来場者への“お見送り”の意味を込めたプロジェクションマッピング演出を行いました。巨大スクリーンから飛び出すような映像でお帰りまで楽しんでいただける演出を目指しました。

プロジェクションマッピング
プロジェクションマッピング

特設スクリーンを最大限に活かした映像演出

一辺約7m四方のキューブ型のスクリーンが2つ退場ルートを挟むように両脇に設置されており、その巨大な投影面を最大限に活かした映像演出を行いました。2つのスクリーンに映し出される世界は時に別々の空間として存在していたり、かと思えば繋がって互いに干渉し合ったり、この特設スクリーンならではの魅せ方を意識し、ストーリー性のある2種類の映像を作成して見応えのある演出を心掛けました。

プロジェクションマッピング

風神雷神のTHANKS演奏

通路の両側に1つずつあるスクリーンにそれぞれ風神・雷神のキャラクターに出演してもらい、退場する来場者の皆様をお見送りしました。フェスを一緒に盛り上げて下さった感謝を込めて風神雷神が演奏しています。立体的に見える映像表現を活かして、キャラクターの動きや自然表現でよりダイナミックさを感じていただけるよう工夫しました。

プロジェクションマッピング

海に面した会場ならではの表現

もう1種類の映像では、海に面した会場にちなみ、海の生き物たちが水槽や海、様々な場所を回遊するストーリーを描きました。ライブ終了後の熱が冷めやらぬ余韻の時間に、色彩豊かな魚たちの映像で、思い出がより鮮やかに残るように想いを込めて制作しました。

プロジェクションマッピング

随所に詰め込んだ開催地の魅力

映像の中には開催地山口県の魅力をモチーフとして盛り込んでいます。愛される人気スポットや会場に面した海を表現することで、音楽と人と場所が一体となり、最高のフェスになるイメージを込めています。

プロジェクションマッピング

“飛び出して見える映像”への道のり

まるで飛び出しているような映像に感じてもらうためには、「どの場所から見る」かの設定が重要となり、スクリーンからの距離、目線の角度など、ベストスポットを検証するために3DCGを用いてシミュレーションを行いました。来場者は歩きながら映像を見るため、視線の動きも考慮し、最大限に臨場感を味わっていただける演出を目指しました。

事例名

事業主

開催地

WILD BUNCH FEST. 2022

YUMEBANCHI

山口きらら博記念公園

Ashurascope Project Team

Planning / Direction:株式会社 アシュラスコープインスタレーション

Director:伊藤 帆香 (Ashurascope)
Content Planner:森 桃 (Ashurascope)
CG Designer:多田 圭 (株式会社テレサイト) 永野 達也 (株式会社テレサイト)/ 堀 泰輔(https://twitter.com/horitaisuke0512)
Project Manager:森原渡詞 (Ashurascope)

担当者から一言

眩しい太陽!広がる芝生に隣はすぐ海!音楽フェスに最高のロケーションでのプロジェクションマッピング演出でしたが、海沿いならではの強風など、屋外での演出への対策としてスクリーンをメッシュ素材にしたり、会場の特性に合わせた計画が必要となる、やり甲斐のある現場でした。私たちの本番はライブがフィナーレを迎えた後に控えていましたが、陽が沈み始め、来場者の皆様が会場を後にされる中で、私たちの演出を立ち止まって見て下さる方や、瞳を輝かせるお子さんを目にしたとき、ライブを演出する一員として一体となれた達成感がありました。一丸となってライブを盛り上げて下さった全ての皆様、本当にありがとうございました!


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