プロジェクションマッピング業界の現状
現在日本ではプロモーションやイベントの目玉として実施したり、施設のシーズナルイベントに採用されています。
最近は実施も増え、実際に体験された方も多くなって来ています。 しかし当社の事例をご説明したときには「これもプロジェクションマッピングですか?」と驚かれる方も多くいらっしゃいます。一般的に「建物に映像を投影すること」=「プロジェクションマッピング」と誤解している方が多いようです。
また「プロジェクターでスクリーン以外に映像をあてる」=「プロジェクションマッピング」と誤解している方も多いです。
これは客寄せになると考えてプロジェクターを使ったものをなんでも「プロジェクションマッピング」と広告をうってしまう弊害でしょう。 「プロジェクション」は「投影」ですのでプロジェクターなど光を投影して映像や画像をだすこと、「マッピング」は「対応付け」ですので、スクリーンの形状などに対応させた映像で投影したものです。’
マッピングの部分を無視した(スクリーンの形状や特性を活かしていない)映像を投影しているのはただのプロジェクションです。スクリーンといった物理的なものを使い新しい映像表現をするからこと、いままでとはちがう体験ができるのです。 「スクリーンの特性を理解した映像制作」と「プロジェクションという技術を理解したスクリーンデザイン」が一つにならないとクオリティの高いプロジェクションマッピングにはなりません。しかしプロジェクションマッピングを専門に研究・制作している企業は少なく、まだまだ高いレベルのプロジェクションマッピングが少ないのが現状です。