さいたま市宇宙劇場

2017

科学館

 2017年4月1日のリニューアルオープンに合わせて、さいたま市宇宙劇場のエントランスロビーに、プロジェクションマッピングの進化系「MEDIARIUM(R)」を常設展示しています。

 プラネタリウムを輝かせる星座がキャラクターとなって賑やかに登場する、劇場をイメージしてデザインしたグラフィックシートを、幅約12.5×高さ約1.85mのガラス面に設置。そのイラストに合わせて映像を投影し、キャラクターたちが動きだす仕掛けを取り入れた、グラフィックと映像の融合コンテンツとなっています。

 さいたま市宇宙劇場のコンセプトである「宇宙を感じ、宇宙を楽しむ」を表現するために、来場者へのサプライズ演出と、宇宙を巡る体験へのアプローチとなるよう制作しました。また、受付への誘導や待ち時間を楽しんでいただける機能も兼ね備えています。コンテンツは、時間帯によって館内の雰囲気を変えられる2種類を用意。グラフィックと映像の重なり方を工夫することで、日中の光を受けて躍動感あふれる様子と、夜空から幻想的に浮かび上がってきた様子の、異なる印象を与える演出に仕上げました。

 当社の提供する「MEDIARIUM(R)」は、設置設計・機材選定・コンテンツ制作・オペレーションまで一貫して自社で行い、実施のハードルが高い環境でも実現可能な点が特長です。従来プロジェクションマッピングは、明るい場所では映像が映らず、投影対象も白く無地である必要がありました。しかし、今回の演出では、小さな子どもにも安全な明るさを保った中で実施でき、映像が投影されていない状態でもイラストとして役割を果たします。自社の特許に基づく、グラフィックに映像を融合する技術を加え、ユーモアに溢れたアイデア満載の空間演出をご体感いただけます。

【受賞】
「第51回 日本サインデザイン賞」入選

■施設情報
さいたま市宇宙劇場
〒330-0853 埼玉県さいたま市大宮区錦町682-2
JR大宮駅 西口より徒歩3分
→ 公式サイト


RECOMEND