2018年2月9日にグランドオープンした、千葉・船橋のショッピングセンター「シャポー船橋」のベビールーム内で、プロジェクションマッピングによる映像演出を担当いたしました。
◆プロジェクションマッピング演出の概要
幅約6mの壁にプロジェクター4台を使って、映像を投影しています。5分間の映像が1種類セットされ、一定時間のインターバルを取りながら再生されます。
スクリーンとなる壁紙は、投影テストを重ねて、映像が流れていない場合でも内装に調和する素材を自社で選定しました。内装全体を手がけるデザイナーと協力して進めることで、空間としてのデザインと演出性のバランスを図りながら制作しました。
◆施設のコンセプトに合った演出
周辺に増えているファミリー層に向けたベビールーム新設の空間デザインは、子ども連れのお父さんでも入りやすく、リラックスしてゆったりと過ごせることがテーマでした。
親しみやすいデザインと、大きな画面のあちこちに動物が出てくる映像で、発見する楽しみをつくりながら、親子で会話が生まれるようなコンテンツにしました。
◆ファミリー層向けの工夫
映像コンテンツは、子どもの興味を引くため「動物」をテーマに目や体で追いかけることができるような動きを多く取り入れました。
また、子どもが認識しやすい赤、青、黄、オレンジ、緑を中心に、明るく鮮やかな色彩を使いました。
動物がどのように動いたか親子で見つけることで、コミュニケーションのきっかけが生まれます。
小さな子どもたちが走り回る空間であるため、安全性を確保した上で、演出を計画しています。 ベンチに座っても、大人も子どもも眩しく感じない投影設計と、ベビールームという明るい環境での演出に最も適した機材選定を、弊社オリジナルのシミュレーションシステムで実現しています。
◆施設側の作業負担が全くかからないシステム設計
長期的な運用に際し、日常的な操作に懸念を抱く方も多いため、今回の事例では、運用スケジュールをプログラムしています。プロジェクターと再生機の電源とプロジェクションマッピング演出は全自動なため、特別なオペレーションなしで運営が可能です。
◆コストパフォーマンスを考えた機材選定
レーザー光源のプロジェクターを導入することで、ランプ交換不要となり、ランニングコストを大きく削減できるシステム構成をしました。
《施設概要》
施設名:シャポー船橋(ベビールーム 本館B1階)
所在地:〒273-0005 千葉県船橋市本町7-1-1(JR総武線 船橋駅直結)
→ シャポー船橋 ウェブサイト